旅のにおいにさそわれて

宿の夏休み前の準備に追われる中、眠い目を擦りながら僕らは車に飛び乗った。
セブンで目覚めのコーヒーを買い、中央道を北上した。

2人でこうして車旅に出るのは約2年ぶりだろうか？公私共に忙しなく過ごす日々が多く、ジェットコースターに乗るような日々を一旦リセットしようと予定に無理やり入れ込んだ今回の旅。

向かう先は信州である。
なんとなく会いたい顔と行きたい場所だけ話ながら気の向くままに。宿を始めた頃はもっと「ここ行かなきゃ」とか、得意でもないのにその地のコミュニティに入っていこうとする事も多かった。宿をはじめてからだろうか「心地よい距離感」でその土地を訪れる事が多くなった気がする。

諏訪、松本、乗鞍、信濃大町、白馬と駆け巡るように行きたいところへ出向き、その土地の風土に触れながらの旅となった。懐かしい人との再会、新しい発見や気づき。1泊2日の小旅行であったが、リフレッシュ含め良い旅となった。

コロナがきて、僕らの営みも大きく変わった。けれど、変わらない芯の部分を再確認する事ができる旅ともなったことは確か。

これから迎える夏の繁忙期。沢山の懐かしい方、初めましての方、どんな出会いが待っているか楽しみです。三浦を訪れる人に、僕らが旅で感じてきたような事をするお手伝いができれば幸いです。

今年も夏がやってくる。