2025.04.12

【スタッフブログ】三崎を訪れる人を待つ日々

お久しぶりです。

スタッフの丸山(まるちゃん)です。

ichiのスタッフとして週末移住を始めて2年目の昨夏、

わたしは三崎に移住しました。

ichiから徒歩圏内に自宅がある今も、仕事が休みの週末は宿で過ごしています。

わたしは日曜日の朝、チェックアウトをするお客さんに今日の予定を伺って

「楽しんで行ってらしてください」

「お気をつけて」

と手を振って見送る瞬間が、とても好きです。

日曜の日中は、ふとした瞬間に

朝見送った方を思い出すことも多く…

城ヶ島を散策すると言っていたお二人、楽しめているかな。雨が降らないといいな。

fossetteに行くと言っていたご家族に

“レモンバターのクレープがおすすめ”って伝えればよかったな~。何味にしたかな。

昨日、諸磯でブダイを釣り上げたこと、あの子は大人になっても覚えていてくれるかな。

受験勉強を頑張っていた彼は、大学生になってまた泊まりに来てくれるかな。

そんなことを思いながら過ごす日曜日も、そう思える自分自身のことも

なんだかいいな、と思います。

移住して半年。

お客さんがまた帰ってきてくれる日を待つ、三崎の一員になれたことが

とてもうれしく、そしてとても幸せです。

これから先、日本は貧しい国になってしまうかもしれないけれど
自分さえよければいいのだと、こころまで貧しくならないように

この地で、たくさんの人を想えるこころを育んでいきたいと思います。

今日も、ichiを訪れる一人ひとりの1日が、また三崎へ来たいと思うような穏やかで

豊かな時間になりますように。

これからも、三崎でお待ちしています。