2026.05.31

【女将ブログ】きっかけ

まるちゃんは、私に厳しい。

酔っ払いすぎると「反省してください」って怒られるし、
下ネタをちょっと言おうものなら、「女将!」って止められる。
ころすけと喧嘩をした話をすると「それは、ゆみさんも言い過ぎですね」って全然味方になってくれない。。

そんなまるちゃん。今年の春でichiスタッフ3年目を迎えました。

まるちゃんがスタッフ応募のメールをくれたのは、2023年春。まだコロナ禍と言われていた時期。

大学生の時に一度ichiに泊まりに来てくれていて、その時食べた朝食が忘れられなかったという素敵すぎるエピソードとともに、自分もいつかそういう場所を開いてみたいという夢も書いてくれていた。

コロナ禍だったこともあり、顔合わせはzoomでとメールを送ると「もし可能でしたら、直接お会いしてお話させてください!」との返信。

あ、なんか熱い人きちゃった…

と思った私と、自分と同じものを感じて歓喜するころすけ。

スタッフになってからも、私達には行き届かないところや思いつかない発想を与えてくれて、いつもichiのことを考えてくれました。
何より三崎が大好きなまるちゃんは、来るたびに新しいお店を開拓して、掃除の後にお気に入りのお店でのんびりしてから帰るというルーティンが本当に楽しそうでした。

一方で、自分も将来こういう場所を開きたいと言っていたこともあり、宿直と掃除のほかにもお客さんと積極的に関わってもらったり、チェックインの案内も覚えてもらいながら、1年が経とうとしていた頃。
なんだか、ちょっと無理をさせている気がして、今後についてまるちゃんの今の気持ちを聞かせてもらったことがありました。

実際にスタッフとして関わってみて、宿の大変さや自分が楽しめるのかを考えた時に、自分の夢には難しさを感じてしまったこと、それでも単純に三崎もichiも好きでい続けてくれていること、関わり方は少し変わるけれどスタッフを続けていきたいと。

見本が悪かったという申し訳なさもありつつ笑
自分の目で見て体験して、その答えに辿り着いて、それでもichiに来たいという想いが単純に嬉しかったのを覚えています。

働いてもらうという感覚が抜けていなかった私にとって、好きだから来てくれるというまさに目から鱗な感覚でした。

まるちゃんの言葉から、スタッフ募集の文面も変えてみて、今ではスタッフが10名以上。

みんな月一ぐらいで来てくれていて、それぞれ、三崎が好きだったり、息抜きだったり、ころすけの料理が食べたかったり、たぶん私達とたわいもない話をすることがリフレッシュになることもあるのかな。

素敵なスタッフばかりで、私もころすけも毎週癒されて、こうして宿を続けられていると言っても過言ではありません。
今のichiに辿り着けたのは、まるちゃんの言葉がきっかけでした。

どこにでもひとりで行けて、周りの意見に左右されないまるちゃん。
会いたい人には会いに行き、好きな人には好きですと真っ直ぐに伝えるまるちゃん。
自分が楽しめていないこと、無理をしてることに気づいたらちゃんとブレーキをかけられるまるちゃん。

もう全部自分にないものばかりで、羨ましいの一言でありますが。
きっとまるちゃんぐらいの年齢に戻って、もう一度生き直せるとしても絶対にできないと思うから、これは若さとかじゃなくて人間性の問題っぽいので諦めます。

三崎に住むと言い出した時、キャンプスタッフもやってみたいと言われた時、やんわり引き止める私の助言やアドバイス、1ミリも聞いてくれないところも結構好きです笑

今は三崎を離れて新しい生活をスタートしているまるちゃんですが、月1ペースで来てくれています。

私達よりも三崎のお店に詳し過ぎて、聞くと前のめりで教えてくれるので、まるちゃんの日に当たったらぜひ話しかけてみてください。
あ、聞かなくても話しかけられると思いますので、ご心配なく。